
1994年からインドネシア、ジャカルタのHarapan-Kita病院の口唇口蓋裂プログラムの支援を行っています。歯科医師のDr. Faridaを中心に、形成医、小児科医、耳鼻科医、麻酔医、口腔外科医、矯正歯科医、言語聴覚士、看護士、その他多くのスタッフによりチームは形成されています。
我々の目標は、発展途上国に行って、手術をするだけでは不十分と考えています。現地の医療従事者に、我々と同じレベルあるいは我々以上のレベルまでなっていただきたいと考えています。そこまでの教育支援を行うことを目標としています。従って、我々が現地に行き、施術を行ったり、一人一人の患者さんについて指導するばかりではなく、医療スタッフに九州大学病院に招いて、当方の患者さんの治療を1ヵ月から1年にわたって勉強してもらっています。それを自国に持ち帰り、向上させてもらっています。
口唇形成手術
Hotz 床使用指導
歯科矯正治療指導
手術翌日 患者さんと
2003/12/10
1997年から大石教授と口腔外科医ならびに看護士で、手術指導の支援を行っています。これはNPO/NGO 日本口唇口蓋裂協会の海外活動の一環として、ダッカ大学歯学部附属病院のAhmed 先生を中心とする口唇口蓋裂治療グループの口腔外科医育成の支援を行っています。
2004年8月 路教授のお招きで、「口蓋裂患者の矯正治療」の講演と治療指導に行ってまいりました。小児からの管理はまだ行われていませんでした。スタッフは皆様積極的に勉強に取り組んでいました。
2006年6月 中華人民共和国大連市において行われた、口腔外科学会口蓋裂シンポジウムにおいて、招待講演を依頼され、1時間半の熱弁をふるってきました。会長の石教授は年間800症例も新患の手術をされるということでしたが、矯正分野の遅れを踏まえて熱心に聴いていただきました。